第34回 滋賀大会報告(2025年5月)

すげの会第34回全国大会は、2025年5月10日(土)・11日(日)に滋賀県甲賀市(サントピア水口)で開催されました。滋賀県での開催は初めてでした。
日程
2025年5月10日(土)・11日(日)
- 5月10日(土) 会場: サントピア水口
12:30-13:25 受付
13:30-13:35 開会の挨拶(星野卓二)
13:35-13:40 大会会長の挨拶(田村 実)・実行委員の紹介(布施静香・高橋晃太郎・矢野興一)
13:40-15:45 研究発表会
1) 新潟県升潟湿原におけるムジナスゲ群落の消長と光環境との関係(志賀 隆・小池真裕・李 裕梨・三浦克仁・内藤芳香・高橋弘幸・五百川裕)
2) スゲ属ツシマスゲとマダラシマスゲは識別できるのか?(矢野興一)
3) 東アジア・東南アジアのスゲ属の多様性を探る(髙橋晃太郎)
4) ラオス北部と香港で見たカヤツリグサ植物と植物相(髙島路久)
5) スゲ属の同定のための標本撮影(大西 亘)
6) 秋田、岩手、宮城に生育するミセンアオスゲに似たスゲ属(沼宮内信之)
15:45-16:00 休憩・記念撮影
16:00-17:00 総会
1) 会長挨拶(星野)
2) 議長選出(議長 志賀)
3) 2024年度会員異動報告(庶務幹事 矢野)
4) 2024年度事業報告(矢野)
5) 2024年度会計報告(会計幹事 矢野)
6) 2024年度会計監査報告(会計監査 大西)
7) 会費未納者(矢野)
8) 2025年度予算案(矢野)
9) 2025年度事業計画案(矢野)
10) 役員の変更(星野)
11) 会則の改訂(矢野)
12)投稿規定の改訂(編集委員長 池田)
13) 名誉会員の推薦(矢野)
*報告・議案などの総会承認事項はすべて承認されました。
17:00-18:00 案内(ホテル、明日の説明等)、標本同定会1
18:00-19:00 夕食
19:00-22:00 標本同定会2・懇親会
- 5月11日(日) 野外観察会
8:15 グリーンヒルサントピア前集合
8:30-14:00 野外観察(甲賀市甲南町杉谷、飯道山)
今回観察されたカヤツリグサ科 全27種(スゲ属26種)
・甲賀市甲南町杉谷の観察地(1)
スゲ属:チャイトスゲ、アオスゲ、クサスゲ、ヤマアゼスゲ、オタルスゲ、ヒメカンスゲ、メアオスゲ、コカンスゲ、サトヤマハリスゲ、ショウジョウスゲ、イトアオスゲ、ヤマテキリスゲ、ヒカゲスゲ、ノゲヌカスゲ、シバスゲ、マツバスゲ、ヒゴクサ
ミカヅキグサ属:コイヌノハナヒゲ
・甲賀市甲南町杉谷の観察地(2)
スゲ属:マメスゲ、アゼナルコ、マスクサ、サトヤマハリスゲ、ヤマテキリスゲ、オタルスゲ、コカンスゲ、カワラスゲ
・甲賀市飯道山
スゲ属:ヤマテキリスゲ、イトアオスゲ、ササノハスゲ、ヒメカンスゲ、コカンスゲ、アオヒエスゲ、サナギスゲ、チャイトスゲ、サヤマスゲ、メアオスゲ、クサスゲ、アオスゲ、ヒメシラスゲ、ヒゴクサ
今回、全国から約45名の会員が参加され、大いに盛りあがりました。1日目は、研究発表で6題が発表され、内容も多岐にわたり、それぞれ最近の研究や調査活動についての発表があり、活発な議論が行われました。総会では役員の交代(新会長に矢野興一、新副会長に千葉道徳、大西亘、新庶務幹事に髙橋晃太郎)や名誉会員(星野卓二、勝山輝男、野口達也)などが提案・承認され、すげの会が久しぶりに大きく若返りました。今後の活動がさらに活性化し、すげの会がますます飛躍することが期待されます。同定会・懇親会では、多くの標本が持ち込まれ、同定ポイントを学びながら、同定が行われたり、会員同士の交流や意見交換がなされました。
2日目は、甲賀市甲南町杉谷の観察地2箇所や飯道山(標高664 m)に行き、観察会を行いました。他の地域ではあまり観察できないサトヤマハリスゲやサヤマスゲなどが観察できました。そのほかにも多くのスゲ属の生育が確認でき、その場で観察ポイント等を学びました。
今回、すげの会第34回全国大会を無事に開催・終了できましたのは、参加者の皆様のご協力があったからです。特に、送迎車を出していただき、買い出しをおこなっていただいた東京大学の池田博さんや新潟大学の志賀隆さんをはじめ、会場設営や受付等を手伝っていただいた会員の皆様にも感謝しております。この場を借りてお礼申しあげます。
(大会会長:田村/大会実行委員会:布施、髙橋、矢野)
大会運営
大会会長: 田村 実 (京都大学)
実行委員長:布施 静香 (京都大学)
実行委員: 髙橋晃太郎 (京都大学)・ 矢野 興一 (岡山理科大学)