第14回全国大会 富山大会報告つづき

第14回全国大会 富山大会報告つづき

富山大会でお世話になった太田さん(中央)です。

太田さん

受付の隣ではすげの会の会費を集めていました。

受付

役員会・総会が終わり、研究発表。
織田さんによる「オクノカンスゲの新変種ウスイロカンスゲ」です。
オクノカンスゲの中に基部の鞘が青白くなる個体があるそうです。

発表

星野会長による「分子系統から見たスルガスゲとハシナガカンスゲの分類学的位置」です。
両種ともカンスゲ類に近いそうです。

星野会長

正木による「カヤツリグサ科植物CD-ROM図鑑の作成」です。
まだ岡山県内にある種を網羅しておりませんが、使用するデジカメ器機は最高です。

正木さん

勝山さんによる「伊豆諸島のスゲ属植物」です。
伊豆諸島はオオシマカンスゲばかりあるそうです。
清水さんから分布情報を聞くことができました。

勝山さん

太田さんによる「黒部峡谷の植生概要」。
明日のエクスカーションに関する紹介がありました。
富山の雪の多さには高山を挟んだ地域によって全く違うとのことです。

太田さん

研究発表の後は「標本同定会」です。
この機会にと全国各地のスゲ標本が集まりました。

標本同定会

6月15日のエクスカーション

1.トロッコ列車を降りて黒薙
2.車で移動して僧ヶ岳

宇奈月駅にて。8:17発猫又駅行きへ乗りました。

黒薙駅へ

黒薙駅へトロッコ列車で向かうところ
行きの列車は扉と窓のない鎖だけのスリルのある車両でした。

トロッコ

黒薙駅到着。ブナ帯の沢沿いの急傾斜地を歩く。
下に見える沢には露天風呂がありました。

ブナ帯

オクノカンスゲ・ヒメカンスゲ・ニシノホンモンジスゲなどが見られました。
オクノカンスゲは西日本産の個体に比べ葉幅が狭いことに驚きました。

オクノカンスゲ

開けた斜面にはタヌキランが見られました。

タヌキラン

帰りの列車が来るというので近道して帰る。
駅長さんの御好意により予定より20分長く観察できました。

近道

黒薙駅に到着。そこで驚くべきものを見た我々。

黒薙駅

カモシカです。全く動かずこちらをじっと見つめておりました。

カモシカ

帰りの列車は扉・窓つきの車両で宇奈月駅まで行きました。

帰りの列車

宇奈月駅に戻ってきました。なんと駅前にはアイズスゲがありました。

アイズスゲ

僧ヶ岳に到着し、散策を始める皆さん。

僧ヶ岳到着

オクノカンスゲです。いろんなところに叢生していました。

オクノカンスゲ
オクノカンスゲ

ヒメシラスゲです。

ヒメシラスゲ
ヒメシラスゲ

2合目を過ぎたあたりで昼食となりました。

昼食

ちょうど昼食を食べ終わる頃、雨が降り始め早々に退散。

雨

てきぱきと分乗について指示を出す太田さん。

分乗
分乗

平和の像の手前になんとフイリタガネソウが植栽?してありました。
見た目も鮮やかで大変美しいものでした。

フイリタガネソウ
星野会長

 おわり 
皆さんお疲れ様でした。また来年お会いしましょう。

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