第11回全国大会 岩手大会報告(2000年)

第11回全国大会 岩手大会報告(2000年)

2000年度すげの会全国大会は、岩手県の区界高原で開催されました。参加者は52名で、多くの熱心な会員の方々が集まりました。今回は、岩手県の大森鉄雄様をはじめ世話人の方々には大変お世話になりました。
 初日の研究発表、懇親会は区界高原少年自然の家で開催されました。研究発表では6件の発表があり、興味深い話題がたくさん発表されました。懇親会後の標本同定会は、深夜まで続きました。2日目の、観察会は区界高原の兜明神岳で行なわれました。兜明神岳は蛇紋岩の残丘であり、山頂には兜状の岩が露出している。観察路ではサッポロスゲやオクノカンスゲが多く見られた。山頂まで時間の都合で行けなかったが、さまざまなスゲ属植物を観察することができた。

日程
第1日(17日)区界高原少年自然の家
 受付             13:30-14:10
 標本展示          14:00-21:00
 総会             14:20-14:50
 研究発表会         15:00-17:00
「区界高原の自然について」小水内正明 
「岩手県に産するスゲについて」高野祐晃
「ヒエスゲ類似の疑問種について」田中昭彦・勝山輝男
「Carex sakaguchii Ohwiについて」織田二郎 
「ヒロバスゲとアオバスゲについて」織田二郎
「ホソバカンスゲとオクノカンスゲの見分け方について」野口達也

 懇親会・会食       18:00-20:00
 標本同定会        20:00~
第2日(18日)観察会
 朝食           7:00-8:00
 少年自然の家出発     9:00
 明神山(観察会)     9:00-12:00
 昼食            12:00-12:40
 記念写真撮影       12:45-13:00
 兜明神岳麓(観察会)    13:00-14:20
 解散(少年自然の家前)   14:30

観察会で見られた主なスゲ属植物 

ヒメスゲ、ヒカゲスゲ、ミヤマカンスゲ、オクノカンスゲ、イトアオスゲ、ヒメシラスゲ、カワラスゲ、ミノボロスゲ、サドスゲ、オオカワズスゲ、ヒロバスゲ、サッポロスゲ、ミヤマシラスゲ、ジュズスゲ、オクタマツリスゲ、チャシバスゲ、ホソバヒカゲスゲ、ニッコウハリスゲ、ヒカゲハリスゲ、オタルスゲ、ナルコスゲ

ヒロバスゲ
ヒロバスゲ

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